髪の構造
ヘアケアの基礎知識として、髪は、爪と同じように、肌の角質層が変化してできたものです。科学的には肌の一部です。ただ、肌とちがうのは、髪はすでに死んだ細胞だということです。痛みなどの感覚がないため、つい負担をかけてしまいがちですが、髪には自己修復機能がないので、一度傷めると自然には元に戻りません。だから、髪のケアで大切なのは、まず傷めないようにすることです。そして、傷んだときには、きちんとヘアケアをすることが必要です。髪は、毛根でつくられています。髪は、地肌から出ている毛幹と、地肌の中にある毛根とに分けることができます。
私たちが髪と思っているのは、毛幹です。毛根の先のふくらんだ部分が毛球で、ここが、髪の製造工場になっています。毛球にある毛乳頭が、髪の毛をつくる指示を毛母細胞に出すと、毛母細胞が分裂し、それが髪となって成長していくのです。毛母細胞の分裂を助けるのが、毛細血管から運ばれてくる栄養や酸素です。毛母細胞は、大人の体の中でもっとも活動が活発な細胞なので、多量の栄養や酸素を必要とします。だから、髪の成長のためには、地肌の血行を促すことが大切なのです。人の髪の構造は、3つの部分からできています。
1本の髪は、大きく分けると3つの層からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラといいます。ヘアケアsで一番外側のキューティクルは、かたいタンパク質が主成分です。半透明のうろこ状のものが平たく4〜10枚重なって、内部を守る働きをしています。最表面にあるため、摩擦にさらされ、傷つきやすい部分です。このキューティクルが髪のつややかな感触を左右しています。
ヘアケアで中間部のコルテックスは、髪の85〜90%を占めるコルテックスは、繊維状のタンパク質が主成分です。この部分のタンパク質、脂質、水分量が、髪の柔軟性や太さに影響します。また、主にこの部分に含まれているメラニン顆粒によって、髪の色が決まります。つぎに中心部のメデュラです。髪の中心にあるメデュラは、やわらかなタンパク質と脂質が主成分で、外的な刺激で空洞ができやすいのが特徴です。ここに空洞があると、透過する光が乱反射して、白っぽくくすんで見えます。
Category : ヘアケア