寝ぐせ直し
朝、起きて寝ぐせが付いているとイヤですね。私たちの髪にくせがつくのは、湿った髪が乾く瞬間です。ヘアケアでこの性質を利用して、私たちはふだんスタイリングをしているのですが、寝ぐせも、しくみは同じことです。寝ぐせやスタイリングに関与しているのは、髪の内部でタンパク質同士を結びつけている水素結合やイオン結合です。これらの結合は、髪がぬれると切れ、乾くと結合するという性質があります。シャンプー後、髪が乾かないうちに寝てしまうと、枕で髪が押し上げられたりして、結合の位置がずれます。
そのまま髪が乾くと、ゆがんだ位置でこれらの結合が再形成されるため、髪に変なくせがついてしまうのです。これが、寝ぐせがつくメカニズムです。寝ぐせを直す一番のポイントは、髪を十分に湿らせることです。寝ぐせが直りにくいのは、髪が乾いて、水素結合やイオン結合がしっかり固定されてしまっているからです。ただ、これらの結合は、髪が水分を含めば、簡単に切れるものなので、髪を十分に湿らせれば、寝ぐせはとれます。なかなか直らないという方は、つぎのことに注意しましょう。
まず、寝癖は毛先だけハネているように見えても、髪の流れの方向を決めるのは、根元です。水分は、髪の表面や毛先だけでなく、髪の根元や内側にも含ませるようにします。このとき、髪をにぎってもみこむようにすると、水分が浸透しやすくなります。水分の量はたっぷりとつける。ヘアケアで乾かすのに時間がかかるからと、控えめにしていると、寝ぐせは直りません。乾いた髪は水をはじくこともあるので、つけてから、少し時間をおくのも方法です。
また、寝ぐせ直し用ウォーターを使ってみる。乾いた髪が水をはじくことがあるのは、水の表面張力が大きいからです。その点、寝ぐせ直し用ウォーターには、水分浸透促進成分が配合されているので、髪にすばやく浸透します。髪を湿らせて、寝ぐせをとったら、スタイリングした髪をしっかり乾燥させ、新しくつけたカタチを固定することが必要です。とったはずの寝ぐせが復活してしまう方は、この点にとくに注意しましょう。
Category : ヘアケア